頭蓋仙骨療法(クラニオセイクラルセラピー) 

クラニオセイクラルセラピーは米国の医師によって開発されたセラピーアプローチです。

※Cranio(頭蓋)、Sacral(仙骨)から由来。

 

 

クラニオセイクラルセラピーは、特別なタッチセラピーでマインドフルネスの状態へ誘導し、頭蓋部分を緩和することを通じて、脳内のコンディションを整え、眼の疲れを軽減するセラピーです。不眠症、頭痛、心の不調などに悩む方々に、自律神経を整える最新のヘッドセラピーです。

 

【クラニオセイクラルセラピーの原理】

クラニオセイクラルセラピーは、頭蓋骨が独自のリズムで微細反応する15種類23個の骨から成る複雑なシステムに基づいています。このリズムに合わせて、脳脊髄液が一日に4~7回体内を循環することが重要です。脳脊髄液は体内で最も清潔な液体であるとされており、この流れが滞ると、さまざまな身体や心の症状を引き起こす可能性があると考えられています。

 

【セラピーの真の目的】

 

自律神経を整えることで不眠症、痛み、心のダメージに対処するサポートを提供しながら、もうひとつ、真の目的があります。

意識からも無意識からもコントロールできる不思議な存在、それが「呼吸」です。呼吸にはいろんな段階とその手法があるのですが、このセラピーでは「呼吸を許す」ということがカギとなります。呼吸が浅い、深いなどのコントロールはせず、今の状態のまま、自分の好きなように受入れ、自分の呼吸を変えようとしない。今の心の状態に合った呼吸を「観て」いきます。この時の「気づき」を大切にします。全てに開いているけど「今」にいる状態。この体感を重ねていくことで様々な感情を手放していくことに難しさを感じなくなっていきます。

 

【蝶形骨の役割】

脳脊髄液の流れを助けるために、蝶形骨が非常に重要です。この骨は脳の視床を支え、自律神経に直結しています。現代の生活において、蝶形骨周りの筋肉が硬直し、緊張状態が続くことが多いため、不眠症や痛みが発生しやすくなります。クラニオセイクラルセラピーは、蝶形骨周りの筋肉を緩め、自律神経の調整を支援します。

 

【セラピーの特徴】

このセラピーの大きな利点は、外部から蝶形骨をコントロールできることです。また蝶形骨と仙骨は人工的に作れない非常に複雑で繊細な領域であるため、専門的な知識と技術が必要です。

 

【施術内容】

クラニオセイクラルセラピーは、ソフトなタッチセラピーで、足から仙骨、頚椎、頭蓋骨に施術を行います。いくつかのバリエーションで静かな力を伝え、脳をリラックスさせます。

 

【施術中の状態】

ほとんどの人は10分程度でリラックスし、周囲の音や自分の呼吸に注意を向けながら、夢と現実の間のようなマインドフルな状態になります。深い睡眠状態ではなく、自分の体に集中しやすい状態です。

 

【効果】

施術後、多くの人がスッキリ感を感じ、体が軽くなり、目の疲れや頭痛が改善されることがあります。また、感覚が鋭敏になり、軽微な好転反応も報告されています。ただし、施術後は注意が必要で、眠気や歩行時の感覚に変化があることがあります。

 

 【お客様の声】

・施術ベッドから自分の体が浮いているような、薄い隙間があるような不思議な感じがしました。

・マインドフルネスはこういう感覚なんだという心地よい体感を得ました。

・施術前にやって戴いた操体法で腰の痛みもなく、仰向けになって80分全く辛くなく施術を受けられました。

・頭痛と目の疲れが取れ、背中のハリがなくなり軽くなってびっくりしました。

・鼻がつまっているわけではないけれど、施術中鼻のあたりがプチプチするような感覚があり、鼻の通りが良くなりました。

・肋骨骨折後のメンテナンスに受けたら、身体もバランスが良くなったのか、真っすぐ整った感じがしてとてもらくになりました。

「呼吸を観る」「呼吸を許す」という体感を重ね、様々な感情が浮上するもただそこにあるだけ、心が揺れなくなりました。

 

 【禁忌】

以下に該当する方は施術を受けることができません。

過去に脳腫瘍、脳血管疾患、頭部又は脳へ強い外傷を受けた方。

高熱がある方。

 

心配な症状、治療中の方は必ず医師の許可をとってください。

 

※生理中でも受けられる施術です。

急に生理になってしまった場合、クラニオセイクラルセラピーだけでも受けることができます。