大宇宙がそうであるように
小宇宙である私たちもそうである。
アーユルヴェーダは世界最古の伝承医学として
WHO(世界保健機関)に承認されている代替医療です。
特定の社会 国家 宗教等に従属するものではなく
万人の幸福を目指すものであることが
5000年以上もの長い時を超え不朽の術として今に伝えられた所以です。
この大宇宙を構成する
「空・風・火・水・地」
このエレメント(元素)を通し
私たちにボディサインとして
バランスの術を啓示をしてくれます。
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5つの元素を
ヴァータ(風) ピッタ(火) カパ(地)
という3つの生命エネルギーに分類し、
これらに残りの2つ(空)と(水)
が結合し構成されます。
BODY(肉体)だけでなく
MIND(心)にも体質があり
SPIRIT(魂)からの感情に影響が出ると考えます。
ヴァータ(風+空)
移動のエネルギー
風は移動が速く 軽やか。
ひとつのところに長く滞在することがなく変化し続けます。
この風のエネルギーを受け続けると
乾燥し 冷え 老化を早めます。
移動と変化で疲れ、神経性にダメージが出ます。
身体の痛みがあるところには
必ずこのヴァータが偏っています。
痛みをとるためには
風の性質とは反対のエネルギーでバランスをとることで
痛みから解放されます。
ピッタ(火+水)
変換のエネルギー
火に偏ると身体の内に熱がこもり大切な水分が蒸発します。
よく汗をかき、喉がよく乾きます。
体内組織、臓器が乾燥状態。
皮膚を掻くと赤くなったり、蕁麻疹など肌がデリケートに。
胃腸に熱がこもり強い消化力で、空腹感が強くなります。
ソバカスなど色素沈着があるのも特徴です。
目の疲れなどもピッタの偏りから発生します。
焚火のような火は穏やかで癒されます。
風が強いと火は大きくなり激しさを増します。
サロンでは先ずヴァータ(風+空)を調整することで
火のバランスを整えていきます。
カパ(地+水)
結合のエネルギー
骨、関節、臓器などが
体の中で安定して繋げられているのは
カパの持つ結合のエネルギーによるものです。
土が水を含んだ状態に偏ると
水は冷たく重いという性質があるのと同様にこれが体で起こります。
足先の冷えや浮腫みなどの症状が出ます。
怠惰感で動き出すまで時間がかかり
エネルギー消費が少なくなる為太りやすくなります。
冷んやりと湿気を与える月のイメージを
カパに例えたりします。
闇夜を静かに照らす月は冷静で誰の心も落ち着かせてくれます。
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全ての人にヴァータ ピッタ カパがあります。
人はどうしても偏る性質があるため
この3つのエネルギーのどれかが優位になり
バランスの形を変えていきます。
当然のことながら
偏った部分に負担がかかると
本来の自分軸で前進することが難しくなり
やがて「停止」がおこります。
これが病むということ。
BODY(体)・MIND(心)・SPIRIT(魂)
この3つのバランスは人の持つバランスの源です。
アーユルヴェーダの3つの分類を通して
今の自分バランスを知り 根源からメンテナンスをすることで
自分の本質を取り戻します。